8月26日土曜日、入船中央エステート自治会の夏祭りが開催されました。
今年の夏祭りは、浦安市役所ごみゼロ課の協力を得て「イベントごみの減量」を大きなテーマに掲げました。
7月と8月発行の自治会広報にて「夏祭りは容器持参!」を呼びかけました。
当然、使い捨て容器の持参、割れる容器の持参はルール外です。
通常、模擬店の食べ物は使い捨て容器に入れて販売していますが、夏祭り参加者に容器を持参してもらうことにより、使い捨て容器の使用を減らしてごみの減量をはかろうというものです。
夏祭りの場にわざわざ容器を持参させるのか、どうすれば容器を持参してくれるだろうか。持参容器の大きさはみな違う、量が少ない・多いとトラブルにならないか。容器持参は決めたものの、話合いのたびに問題が続出し、ごみ減量はしたいが、夏祭りが楽しくなくなったら夏祭りをやる意味がない、と夏祭り実行委員会、自治会役員会で喧々諤々の議論がくり返されました。
そしてようやく決まったのが、「ごみ減量協力50円券」通称「ごみ券」の発行でした。
模擬店に容器を持参した人にはごみ券を渡す。ごみ券は、当日の模擬店で50円券として使えるというものです。
また、容器を持参していなくても、二度目に先に使った容器を使えば容器持参と同様な扱いをすることにしました。使いきれなかったごみ券は、時間を決めてティッシュ1箱と交換するということまで決めました。
役員の間では、この作戦がどのような展開になるのか予想もつかず、一応使い捨て容器もそれなりに用意しておきました。初めての試みなので、参加者から不平不満が出たりトラブルが発生したら、せっかくの楽しい夏祭りが台無しになる、と前会長をごみ券担当とし、トラブル未然解決の責任者としました。
こうして迎えた26日午後4時、夏祭りが本格的な始まり、そして各模擬店の開店です。
すると、おでんをなべに入れて、焼きそばをお弁当箱に入れてと、マイ容器持参者が結構いるのです。密閉容器のマイカップに生ビールを入れて乾杯!これも結構乙なものでした。大きな器にいっぱいのカキ氷を入れてもらって喜ぶ子供もいました。初めての試みであり、大多数とはいえませんが、多くの人が容器持参を実行してくれたことに感謝!案ずるより生むが易し、特別のトラブルもなく、ごみ券責任者は、最後まで暢気に夏祭りを楽しんでいたようです。
この日のごみ券の模擬店での使用は、約800枚。この分模擬店の売り上げは若干減りましたが、赤字が出るほどのことではありませんでした。肝心のごみの量はというと、例年の三分の一ほどに減りました。夏祭りごみ減量大作戦は大成功!当日ごみの回収を担当した市役所ごみゼロ課の方も「ごみ券は画期的。ごみも少なく、すばらしい」とおっしゃっていました。
みんな、夏祭り楽しかったね。そして、ごみも減ったよ。
容器持参にご協力くださった皆さん、ごみの分別にご協力くださった皆さん、そして夏祭りに参加してくださった皆さん、本当にどうもありがとう!